夜中に仕事の愚痴で電話してくる彼女

もう寝なくちゃならにのに夜中彼女から電話が来る。仕事の愚痴ばかりだ。

そんな電話きってしまえばいいのだが、面白いのできいてしまう。彼女が苦しんでいる姿が僕にはなんとも言えないのだ。彼女は僕を試しているんだと思う。彼女は全部僕に勘定を払わせてそれでいて好きだと嘘をつくのだからたまったもんじゃない。僕はもう彼女に会うのさえ嫌だ。顔だって美人だか知れない。美人といて苦痛なら其れはいて楽しくないということなんだから別れればいい。

でも、僕は彼女が仕掛けてきたことを全力で成し遂げなくちゃならない。おそらくは彼女は愛を信じていないのだ。愛をもっと崇高なところにおいているのだ。彼女はそんな愛しか認めない。言わば彼女は本当は愛など信じたくないがために愛を万人がつかみ得ないと信じ込みたいのだ。なぜならば、彼女は世間が欲しがる者をそのまんまに欲しがりはするけれども、世間の愛する愛情を彼女は手に入れられないことに気がついてしまったからだ。僕は彼女とこれからどう接すればいいのか。彼女と徹底話さなくちゃならないのだろうと考えたらぼくはぞっとする。大げんかが始まりそうだ。

でも、僕はケンカをしたくない。とてもいい思い出だってたくさん会ったんだ。ああ、彼女とみたフランス映画がなんとも悲哀に満ちていたから僕はそれが僕の人生そのもののような気がして泣いてしまった。僕は死にたい。彼女に裏切られる前に、彼女に会う前に死にたいのだ。そして、静かな世界へいきたい。なぜ彼女は僕を愛してくれないのか。そんなことを考えちゃだめなんだ。僕はちょっとだけ頭が可笑しくて彼女が正常なだけだ。でも、普通一般常識なんてものを行動の動機においている人間の浅はかさは目をみはるものがあるのもたしかなのだ。

ごめんね。僕は君より先に死んでしまうかもしれない。だけど、あなたが仕合せになることを僕は望んでもいるのだ。君への愚痴はこの話をこの僕の気持ちを君が分かってくれないことだ。

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